「メルカリでブロックしたら嫌がらせされた…。」
「別のアカウントから購入されるようになった…。」
「逆恨みされたときの対処法は?」
メルカリでトラブルを避けるためにユーザーをブロックすると、相手に逆恨みされる恐れがあります。ブロックした相手から嫌がらせを受けた場合、対応を誤るとトラブルが拡大する恐れもあるでしょう。
万が一、逆恨みによる嫌がらせを受けてしまった場合は、メルカリ事務局へ相談することも選択肢のひとつです。無理して、自分で抱え込まないようにすることが大切です。
本記事では、3,000名を超える物販スクールを運営する物販ONE🄬代表のかずが、以下のテーマについて解説します。
- メルカリでブロックした相手に逆恨みされるケース
- 逆恨みされたときの対処法
- トラブルを未然に防ぐためのポイント
ぜひ参考にしてみてください。


メルカリでブロックした相手に逆恨みされるケース

メルカリでブロックした相手に逆恨みされるケースには、いくつかのパターンがあります。ここでは、代表的な4つのケースについて詳しく紹介します。
- 別アカウントから嫌がらせを受ける
- 通報される
- SNSなどで誹謗中傷される
- ブロック返しされる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 別アカウントから嫌がらせを受ける
ブロックされたユーザーが家族や知人のアカウントを悪用し、他のアカウントから嫌がらせを行うケースがあります。
具体的には、支払い未完了のまま購入を繰り返す「なりすまし購入」が発生し、出品キャンセルと再出品を強制されるトラブルが報告されています。
とくに、評価0の新規アカウントからの連続購入は、ブロックされた人が関与している可能性があるでしょう。メルカリは1人1アカウントが原則ですが、本人確認情報を突破して複数のアカウントを所持しているケースがあります。
そのような悪質ユーザーが、別のアカウントで報復行為を行うケースが考えられます。
メルカリの利用規約では複数アカウント作成が禁止されているため、被害に遭った場合は運営へ通報することをおすすめします。

複数アカウントを作成していることが発覚した際には、ペナルティが科せられるので、嫌がらせを防げるでしょう!
2. 通報される
ブロックした相手がメルカリ事務局へ不当な通報を行うことも、想定される嫌がらせのひとつです。通報自体は誰でも可能な仕組みであるため、たとえ根拠のない内容でも一時的に取引に支障をきたすリスクがあります。
ただし、通報内容に具体的な証拠がない限り、メルカリ事務局が違反認定することは稀で、適切な対応履歴があれば問題ありません。

問題のある取引記録を保存しておけば、被害を受けた際にお問い合わせフォームから反論できますよ!
3. SNSなどで誹謗中傷される
ブロックした相手がメルカリ外のSNSやプロフィール欄で誹謗中傷を行うケースがあります。具体的には、ユーザーIDや取引内容を特定できる情報を公開し、人格攻撃をすることなどが挙げられます。
メルカリのプロフィール欄に直接誹謗文を記載された場合、運営への通報で削除可能です。しかし、外部プラットフォームでは投稿削除まで時間を要するでしょう。
その場合、誹謗中傷ホットラインなどの第三者機関を活用する方法があります。ただし、実名や住所が流出していない限り実害は少ない場合がほとんどです。
4. ブロック返しされる
ブロックした相手が報復的にこちらのアカウントをブロックする「ブロック返し」が発生することも考えられます。
とくに、取引中にブロックした場合、相手が「いいね!」や購入しようとしたときにブロックしたことを知り、感情的にブロック返しされることがあるでしょう。
ブロック返し自体は直接的な被害を及ぼさないものの、今後の再取引が完全にできなくなります。
メルカリのブロックで逆恨みされたときの対処法

メルカリでブロックした相手に逆恨みされた場合の対処法について解説します。以下3つのポイントを押さえることで、トラブルを最小限に抑えられるでしょう。
- メッセージのやりとりで感情的にならない
- メルカリ公式に通報する
- 法的措置を検討する
ブロックして逆恨みされるようなことがあったときは、参考にしてみてください。
1. メッセージのやりとりで感情的にならない
トラブル発生時は、冷静な対応が最も重要です。
相手の挑発的なメッセージに対し反応せず、事実関係のみを簡潔に伝える姿勢が求められます。感情的になり反論するとトラブルが長期化し、相手の逆恨みを助長するリスクがあります。
とくに、取引中は相手から評価を受け取る前であるため、最終的な評価が確定するまで丁寧なコミュニケーションを維持することが不可欠です。
感情的になっていると感じたら、まずは手を止めて、落ち着いたタイミングでメッセージを送るようにしましょう。
2. メルカリ公式に通報する
嫌がらせを受けた場合は、速やかにメルカリ公式へ通報してください。
相手のプロフィールページ右上のボタンから「このユーザーを報告」を選択し、具体的な嫌がらせ内容をテキストで説明して申請しましょう。
とくに、別アカウントによるなりすまし購入や不当な低評価は、メルカリ運営がアカウント停止処分を行ってくれる可能性があります。
通報時は「相手のユーザーID」「嫌がらせの具体的な内容」「発生日時」などを明記し、客観的事実に基づいて報告することが重要です。運営調査中も取引は継続できます。
悪質と判断された場合は、相手の機能が制限されるため、早めに対応することでトラブルが広がることを防げるでしょう。
3. 法的措置を検討する
相手の行為が脅迫・名誉毀損など明らかな違法行為に該当する場合は、警察や弁護士への相談が必要です。
たとえば、SNSで個人情報を晒された場合、プロバイダ責任制限法に基づき発信者情報開示請求が可能です。誹謗中傷ホットラインを通じた削除依頼もしてください。
警察は民事問題には介入しませんが、脅迫メッセージ(脅迫罪)など刑事事件化できる事案には対応してくれます。
証拠としてメッセージ履歴やスクリーンショットを保存し、発生日時・内容を記録することが不可欠です。
メルカリのブロック機能による逆恨みやトラブルを避ける対策

メルカリでブロック機能を使う際は、逆恨みやトラブルを避けるための対策を知っておく必要があるでしょう。以下3つの方法を意識することで、トラブルのリスクを大幅に減らせます。
- できる限りブロックしない
- 取引が完了するまでブロックしない
- 匿名配送を利用する
それぞれ詳しく解説します。
1. できる限りブロックしない
ブロックは最終手段とし、まずは丁寧なコミュニケーションで問題解決を図ることが重要です。
たとえば、取引中のトラブルでは「商品の状態についてご不明点はありますか?」など、事実確認を優先したメッセージを送信します。
ブロックを急ぐと相手が「一方的に遮断された」と感じ、低評価や別アカウントでの嫌がらせを誘発するリスクが高まります。

とくに、未評価の取引がある場合、ブロック前に評価を確定させることが必須です。
ただし、支払い遅延・暴言などがある明らかに悪質なユーザーは早めにブロックすることを検討します。その際は、必ずメッセージ履歴をスクリーンショット保存しておきましょう。
2. 取引が完了するまでブロックしない
取引中にブロックすると、相手が「購入ボタン押せない」「コメントできない」と気付き、悪意のある低評価や嫌がらせリスクが高まります。ブロック後も取引メッセージは2週間利用可能なため、相手が感情的になり、トラブルが長期化する恐れがあります。
取引完了後は評価を確定させ、相手との接点が自然に切れるのを待ってからブロックするのが安全です。
3. 匿名配送を利用する
匿名配送を利用すれば住所や氏名を相手に知られないため、個人情報を悪用されるリスクを軽減できます。出品時に以下の配送方法を選択すると、配送伝票に個人情報が記載されず、暗号化された情報やQRコードで発送可能です。
項目 | らくらくメルカリ便 | ゆうゆうメルカリ便 | 梱包・発送たのメル便 | エコメルカリ便 |
---|---|---|---|---|
配送会社 | ヤマト運輸 | 日本郵便 | アートセッティングデリバリー | SBSグループ |
料金 | ネコポス:210円〜 宅急便コンパクト:450円〜 宅急便:サイズ別 | ゆうパケット:230円〜 ゆうパケットポスト:215円〜 ゆうパック:サイズ別 | 80cmまで:1,700円 120cmまで:2,400円 160cmまで:3,400円 | 全国一律730円(20kgまで) |
特徴 | ・全国一律料金 ・宛名書き不要 ・集荷も可能 ・配送状況追跡可能 | ・郵便ポストから発送可能 ・全国一律料金 ・宛名書き不要 ・配送状況追跡可能 | ・梱包から発送まで全てプロに依頼可能 ・全国一律料金 ・大型家具や家電に最適 ・集荷・梱包・搬出をプロが対応 ・購入者宅での設置サービス付き | ・置き配専用サービス ・再配達の手間なし |
匿名配送を使う場合は、上記の配送方法に限定されます。全国一律料金で送料が明確ではあるものの、場合によっては他の配送方法より高くなることもある点だけ押さえておきましょう。
メルカリで相手をブロック・解除する方法

メルカリでのブロック機能と解除方法について解説します。ここでは、トラブル防止のための基本的な操作方法を紹介します。
- ブロックする方法
- ブロックを解除する方法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. ブロックする方法
ブロックしたいユーザーのプロフィールページを開き、画面右上の「︙」アイコンをタップします。「このユーザーをブロック」を選択し、確認画面で「ブロックする」を押しましょう。
以上の操作で、ブロックが完了します。
ブロックされたユーザーは、あなたの商品への購入・コメント・いいね!ができなくなります。
2. ブロックを解除する方法
解除する場合は、マイページから「個人情報設定」を選択し「ブロックした一覧」を開きましょう。次に、一覧から解除したいユーザーをタップします。
ブロックしたユーザーのアカウントページが開くので「ブロック中」をタップすると「解除する」オプションが表示されます。
「解除する」をタップし「ブロック中」が「フォロー中」の表示に切り替わっていたら、解除完了です。解除後は、対象ユーザーが商品の購入・コメント・いいね!を行う権限が回復します。
メルカリのブロックに関するよくある質問

メルカリでのブロック機能について、よくある質問とその回答を紹介します。
- ブロックしたことは相手にどのように知られる?
- ブロックしたらどのような制限がかかる?
- 取引しないほうがいい人の特徴は?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Q. ブロックしたことは相手にどのように知られる?
相手が商品の購入・いいね!・コメントを試みたタイミングです。エラーメッセージが表示されるため、この時にブロックしていることが相手に伝わります。
具体的には、購入手続き画面で「出品者よりブロックされているため、この商品へのコメント、購入、いいね!はできません。」と表示されることで相手に知らされます。
なお、ブロックした瞬間は相手に通知は届きません。
Q. ブロックしたらどのような制限がかかる?
ブロックすると相手の「いいね!」「コメント」「購入」などの機能が制限され、フォロー関係も解除されます。
ただし、ブロック後もあなたの出品商品やプロフィール画面を閲覧することは可能です。
Q. ブロックしたくなるような取引を避けるべき人の特徴は?
メルカリで出品者として警戒すべきユーザーの特徴は、過度な値下げ要求をくり返す人です。何度も大幅な値下げを求める人は、断ると態度が急変するなどトラブルに発展しやすい傾向があります。
また、以下の特徴に該当するユーザーも注意が必要です。
- 質問に対する返答がないまま突然購入する
- コメント欄で攻撃的な言葉遣いをする
- 取引メッセージで規約違反となる直接取引や個人情報のやり取りを求めてくる
このような特徴を持つユーザーとの取引は、できる限り避けることをおすすめします。
なお、値下げ交渉されたときの対処法については「【例文あり】メルカリで値下げ交渉されたときの対処法とは?やんわり断る方法を解説」の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

メルカリでブロックしたことによる逆恨みには冷静に対処しよう

メルカリのブロック機能は防衛手段となりえる反面、逆恨みのリスクも伴います。トラブルが発生した際は感情的にならず、事実関係のみを簡潔に伝える姿勢が重要です。
悪質ユーザーの別アカウントからの嫌がらせや不当な低評価は、運営側がアカウント停止処分を行うことがほとんどです。また、匿名配送を利用すれば個人情報の悪用リスクを軽減でき、トラブル拡大を未然に防げます。
ブロック機能は最終手段と考え、まずは丁寧なコミュニケーションで問題解決を図ることが、逆恨みを避ける有効な方法です。誠実な対応に努めながらユーザーとのトラブルを避け、安全に取引を進めましょう。
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物販ONE講師の木村ゆうこです!
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