「家電転売で稼ぎたいけど、仕入れ先が分からない…」
「家電転売で扱うおすすめの商品は?」
「安く仕入れる方法ってあるのかな?」
家電転売ビジネスを始めたいと考えている人は、仕入れ先について気になるのではないでしょうか。家電転売で利益を出すためには安く仕入れることが重要ですが、仕入れ先が分からないとはじめの一歩が踏み出せません。
今回の記事では、家電転売のおすすめ仕入れ先について、3,000名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずがわかりやすく解説します。
- 家電転売のおすすめ仕入れ先
- 家電転売に向いているグッズ
- 家電転売で安く仕入れるコツ
安く仕入れるためのコツも合わせて解説するので、家電転売ビジネスを始めたいと考えている人は必見です。ぜひ今回の記事を参考にして、家電転売ビジネスを成功させてください。


家電転売に向いている商品6選

家電といってもさまざまな商品があるため、実際に仕入れるべきアイテムがわからない人は多いでしょう。そこで、家電転売に向いているおすすめ商品を6つ厳選しました。
- 廃盤になった消耗品
- 季節家電
- 小型家電
- PC・スマホ周辺機器
- 特価品・型落ち品
- トレンド・限定品
順番に見ていきましょう。
1. 廃版になった消耗品
廃版になった消耗品は、家電転売の中でもおすすめの商品です。家電の中でも電池や電球、フィルターなどの消耗品は、廃盤になるとプレミア価格になりやすい傾向があります。
たとえば、パナソニックの電池や電球は、販売終了後に価格が2~3倍に跳ね上がった例があります。

参照:Keepa
消耗品はリピート需要があるため、長期的に売れやすく回転率が高いことも特徴です。仕入れの際は家電量販店の「処分特価」コーナーや赤文字の値札をチェックし、Amazonでの価格推移をキーパ(Keepa)で確認してみましょう。
2. 季節家電
季節家電はオフシーズンに安く仕入れて、需要が高まる時期に売ることで利益を出しやすい商材であるため、家電転売に向いています。
たとえば、夏場にはハンディファンや扇風機、冬場には加湿器や電気毛布がよく売れます。これらの商品は季節ごとに買い換えられることが多く、オフシーズンでは安く仕入れやすいです。

手ごろな価格帯の季節家電は1シーズンで買い替える人が多いため、意外と狙い目の商品です!
とくに家電量販店では季節の変わり目に大幅値引きを行うことがあり、そこを狙って仕入れることがポイント。在庫の寝かせリスクはありますが、トレンドを見極めれば高値での販売が期待できます。
3. 小型家電
小型家電は価格帯が手頃で、比較的安定した需要がある商品ジャンルです。とくに、以下の家電はAmazonなどの販路で売れ筋商品となっています。
- 電動歯ブラシ
- ドライヤー
- ホットプレート
- 掃除機のフィルター など
実店舗であれば在庫処分セールで安く仕入れられる可能性があり、Amazonやメルカリでも人気がある商品です。家電量販店の店舗ごとに在庫状況やセール情報が異なるため、複数店舗を回ることでより仕入れのチャンスを広げられるでしょう。
4. PC・スマホ周辺機器
PCやスマホ周辺機器も、家電転売に向いています。
PC・スマホ周辺機器は、モデルチェンジのタイミングで旧型の価格が下がりやすく、利益を出しやすいジャンルです。たとえば、以下のアイテムは家電量販店の処分特価品として販売されることが多くあります。
- HDD・SSD
- 充電器
- マウス など
また、PCやスマホの周辺機器は消耗品の側面もあり、リピート需要が高いため回転率が良いのもメリットです。Keepaで価格の動向をチェックし、安定した需要がある物を選ぶと失敗しにくいでしょう。
5. 特価品・型落ち品
店舗独自の特価品や型落ち品も、家電転売では狙い目の商品です。家電量販店やディスカウントストアでは、型落ち品や特価品が販売されていることがあります。
ケーズデンキでは「W・X・Y」の記号がついた値札の商品が廃盤品の可能性が高く、利益が出ることが多いです。また、ドン・キホーテの「24JAN(特価品)」は、バーコード検索でライバルが見落としやすいため、掘り出し物が見つかることがあります。

バーコードを読み取って商品情報が出てこない物は、穴場商品の可能性が高いです!
特価品は価格の変動が激しいため、相場をしっかりとチェックし、需要がある物を狙いましょう。
6. トレンド・限定品
トレンド商品や限定品は、特定の時期や流行に応じて高値で売れることが多いため、家電転売に向いています。
たとえば、ペヤングメーカー(カップ焼きそば専用ホットプレート)や焼き芋メーカーなど、一風変わった家電はSNSで話題になりやすく、一時的にプレミア価格になることがあります。また、家電メーカーが数量限定で販売する商品やコラボ家電も高騰しやすいです。
トレンド品は話題になった直後に値段がピークに達するため、事前に情報をキャッチして仕入れることがポイントです。
家電転売の仕入額や利益率の目安

家電を転売するにあたり、目安となる仕入額や利益率を知りたい人は多いでしょう。一般的な家電について、以下の表にまとめてみました。
商品カテゴリ | 仕入れ額の目安 | 販売価格の目安 | 利益率の目安 |
---|---|---|---|
季節家電 | 5,000円~15,000円 | 8,000円~20,000円 | 20%~30% |
小型家電 | 3,000円~10,000円 | 5,000円~15,000円 | 15%~25% |
PC・スマホ周辺機器 | 2,000円~8,000円 | 3,500円~12,000円 | 20%~35% |
美容家電 | 8,000円~25,000円 | 12,000円~40,000円 | 25%~40% |
AV家電 | 10,000円~30,000円 | 15,000円~50,000円 | 20%~30% |
あくまでも目安ですが、家電転売を行う際の参考にしてください。仕入れや利益などを考える際は、これらの目安に当てはまるかセルフチェックしてみてください。
家電転売のメリット

家電は日常生活には欠かせないアイテムであるため、せどりとして取り組みやすいです。実際に、家電転売のメリットは3つあります。
- 回転が早い
- 1商品あたりの単価が高い
- 需要が安定している
メリットを理解しておくと、家電せどりを始めるモチベーションにつながります。順番に見ていきましょう。
1. 回転が早い
家電製品は市場の需要が高く、とくに季節家電やトレンド商品は短期間で売れることがメリットです。仕入れてから売れるまでの期間が他の商品ジャンルと比較して早いので、在庫を抱えるリスクが少ない傾向があります。
たとえば、暖房器具はシーズンが訪れると需要が集中するため、仕入れた商品をすばやく販売できます。回転率が高い商品を扱うことで、資金を早く回収し、次の仕入れに回せる点がメリットです。
2. 1商品あたりの単価が高い
家電は一般的に単価が高く、ひとつの販売で得られる利益も大きい点がメリットです。特に人気のあるブランドやモデルは、プレミアム価格で販売されることが多く、仕入れた商品の販売価格から高い利益を得られます。
そのため、利益率が低くても一商品あたりで稼げる金額は大きいです。ひとつの商品が売れたときに入る利益額の大きさは、家電転売の強みと言えるでしょう。

たとえば、1点10万円の商品が利益率5%だったとしても、利益は5,000円になります!
3. 需要が安定している
家電は生活必需品であるため、常に一定の需要があります。とくに、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は家庭において必要不可欠なアイテムであり、経済状況に左右されにくいです。
また、暖房器具や扇風機など特定のシーズンにのみ需要がある商品も、毎年時期が訪れるたびに一定の需要が発生します。安定した需要は転売においてリスクを軽減でき、長期的な収益が見込めるメリットになります。
家電転売のデメリット

家電転売はメリットだけでなく、デメリットもいくつか存在します。具体的には、以下の3つです。
- 状態確認が難しい
- 利益率が低い
- ライバルが多い
順番に解説します。
1. 状態確認が難しい
家電製品は新品であっても、開封済みや動作不良のリスクがあります。とくに中古品の場合、商品の状態を正確に確認することは難しいです。
Amazon販売では「新品」として出品する場合、未開封であることが必須条件となるため、仕入れ時の状態確認が重要です。しかし、家電量販店やディスカウントショップの処分品には外箱にダメージがあるものも多く、新品で仕入れても返品されるリスクがあります。
また、外見上はきれいでも内部に故障がある場合や、動作不良が隠れていることは少なくありません。見た目だけでなく、機能面の確認もしなければいけない点は、家電転売において手間がかかる部分でしょう。
2. 利益率が低い
家電製品は仕入れ価格が高いため、一見すると売上が大きくなるように見えますが、実際の利益率は低いケースが多いです。
とくに新品家電の転売では、仕入れ価格の7~10%程度の利益率が一般的で、手数料や送料を考慮すると実際の手取りはさらに少なくなります。また値下げ競争が激しいため、販売価格の下落によって利益がほぼゼロになるケースも珍しくありません。
競争が激しいジャンルでは価格競争が発生しやすく、仕入れ価格よりも安く売らざるを得ない状況になることもあるくらいです。家電転売に取り組むのであれば、利益が圧迫されて思ったほどの収益を上げられないケースがある点は理解しておきましょう。
3. ライバルが多い
家電転売は人気のあるビジネスモデルであるため、同じ商品を狙うライバルが多く存在します。特に、セールや在庫処分品は多くの転売業者が目をつけるため、競争が激化する傾向があります。
またライバルが多いため、仕入れの際に希望する価格で商品を確保できないことも少なくありません。さらに、転売規制が厳しくなっている店舗もあり、仕入れ自体が難しい地域もあります。
そのため家電転売で利益を出すためには、ライバルの少ないディスカウントショップの特価品や廃盤品を狙うことが重要です。
家電転売のおすすめ仕入れ先5選

家電転売のおすすめ仕入れ先として、以下の5つをピックアップしました。
- ディスカウントショップ
- ショッピングモール
- ホームセンター
- 家電量販店
- リサイクルショップ
それぞれの仕入れ先がおすすめな理由について、見ていきましょう。
1. ディスカウントショップ
ディスカウントショップでは、在庫処分品や型落ち家電を安く仕入れられます。
とくに、ドン・キホーテやトライアルでは「24ジ(特価品)」として値札が貼られている商品が狙い目です。特価品はバーコードを読み込んでも商品情報が出にくいため、ライバルが見落としやすいです。
また、季節家電(ハンディファン、加湿器など)もシーズンオフに大幅値引きされることがあるため、時期を見極めて仕入れることがポイントです。
2. ショッピングモール
ショッピングモール内の家電コーナーでは、大手量販店では見つかりにくいセール品が出ることがあります。たとえばイオンでは、家電の在庫処分セールを頻繁に行っており、電動歯ブラシやドライヤーなどの小型家電を安く仕入れられます。
また、イオン系列のイオンスタイルでは日用品や家電消耗品のクリアランスセールがあり、掘り出し物が見つかることもあるくらいです。ショッピングモールは、ポイント還元キャンペーンを活用することでさらにお得に仕入れが可能なので、積極的に店舗を回ってみましょう。
3. ホームセンター
ホームセンターは家電量販店と違いライバルが少なく、消耗品の仕入れがしやすい穴場です。たとえば、カインズやコメリ、コーナンなどでは、廃盤品や在庫処分品が格安で販売されることがあります。
とくに電池や電球、掃除機のフィルターなどの消耗品は、長期間売れるため、Amazon販売での仕入れに向いています。また、ホームセンターでは家電の型落ち品やシーズン家電も安くなる傾向があるため、値下げ情報をチェックすると良い仕入れができるでしょう。
4. 家電量販店
家電量販店では、廃盤商品や処分特価品を狙うことが基本です。とくにケーズデンキは、値札にW・X・Yの記号が入っている商品が廃盤品であることが多く、プレミア価格になりやすい傾向があります。
また、エディオンでは季節の変わり目に季節家電が一斉に値下げされるため、仕入れのタイミングを狙うと利益を出しやすいです。ヤマダ電機やビックカメラでは、大幅な値引きは難しいですが、家電以外の日用品やコスメのほうが仕入れやすい傾向があります。
家電量販店で仕入れる際は、各店舗の値引きポイントや在庫処分のタイミングを押さえておくと良いでしょう。
関連記事「ヤマダ電機せどりで利益を出す方法7選!おすすめ商品と注意点を徹底解説」もぜひチェックしてみてください!

5. リサイクルショップ
リサイクルショップでは、新品未使用品や未開封品を安く仕入れられる可能性があります。たとえば、ハードオフやセカンドストリートでは、開封済みでもほぼ未使用の家電が市場価格よりも安く販売されていることが多いです。
また、リサイクルショップは店舗ごとに置いてあるアイテムが異なるため、複数の店舗を回ることで掘り出し物を見つけやすくなります。特にゲーム機やPC周辺機器などはプレミア化しやすいので、店舗で見つけたらチェックしてみましょう。
リサイクルショップでの仕入れに関しては、「リサイクルショップせどりとは?おすすめの仕入れ先や商品ジャンルを解説」で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

店舗で仕入れる方法についてもっと知りたい人は「店舗せどりのながれを理解して利益を出す方法|仕入れ先、仕入れのコツも徹底解説!」の記事も、ぜひ参考にしてみてください。

家電転売で安く仕入れる3つのコツ

家電転売で利益を確保するためには、安く仕入れることが重要です。安く仕入れるために、以下3つのコツを押さえておきましょう。
- セールの時期を狙う
- 展示在庫商品やワゴンセールも見る
- ツールを使ってリサーチする
ひとつずつ解説します。
1. セールの時期を狙う
家電量販店では、決算セールや季節ごとのセールを定期的に開催しています。セールを上手く活用することで、通常よりも安く商品を仕入れられます。
セール情報は店舗のチラシやWebサイトで確認できるので、こまめにチェックしておくことが大切です。目当ての商品があれば、セール期間中に購入しましょう。
2. 展示在庫商品やワゴンセールも見る
店舗の展示品や在庫処分品は、新品と比べて割安で購入しやすくなります。展示品は多少の傷や汚れが付いているケースもあるものの、動作に問題なければお買い得です。
在庫処分品は型落ちや旧モデルの商品が中心ですが、性能面では十分に優れています。店舗の隅々まで確認し、掘り出し物を見つけましょう。
3. ツールを使ってリサーチする
ツールを使ってリサーチすると、利益商品を効率よく見つけられるようになります。Amazonの価格推移や在庫数などを無料で確認できるので、掘り出し物なども見つけやすくなるでしょう。
転売に関するツールとして、Keepaやせどりすとプレミアムなどが挙げられます。
家電転売では売れ筋の商品をいち早く見つけることで、ライバルよりも優位に立てます。家電転売で成功するために、必ずツールを導入しましょう。
リサーチツールのKeepaについて詳しくは「Keepaの使い方を徹底解説!無料版や拡張機能・ツールの安全性についても紹介」の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

家電転売で仕入れるのにおすすめな3つの時期

家電は新型が定期的に発売されることから、時期によって価格が変動する傾向にあります。安値で仕入れが可能なおすすめな時期として、以下の3つを押さえておきましょう。
- 新製品発売直後の10〜11月
- 年末年始の12〜1月
- 引越しの多い3~4月
儲かるタイミングを理解したうえで、戦略を練ることが大切です。
1. 新製品発売直後の10〜11月
家電メーカーは新製品を発売する際に、旧モデルの在庫処分を行う傾向があります。旧モデルが大幅に値下げされるタイミングが、10〜11月頃です。
旧モデルは新製品と比べると一部の機能が劣る場合もあるものの、性能面ではほとんど相違はありません。新製品発売直後の時期を狙って、旧モデルを安く仕入れましょう。
2. 年末年始の12〜1月
年末年始はボーナスシーズンに合わせて、家電量販店で大規模なセールが行われます。この時期は福袋や限定品など、お買い得な商品が多数登場します。
また、決算セールに合わせて店舗在庫の処分も行われるので、掘り出し物が見つかる可能性が高くなるでしょう。年末年始のセールを上手く活用して、お得に商品を仕入れてみてください。
3. 引越しの多い3~4月
進学や就職などで新生活を始める人が増える3~4月は家電製品の需要が高まるため、多くの家電量販店では「新生活応援セール」などが開催されます。
とくに、新社会人向けの商品はまとめ買いされることも多く、売れ行きがよくなる傾向にあります。新生活シーズンに合わせて、家電製品を仕入れるスケジュールを組んでみましょう。
家電転売で押さえるべきポイント3選

家電転売に取り組むにあたって、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
- 保証書付きで売る
- 商品説明文を詳しく記載する
- 傷や汚れがある場合は正直に説明する
利益率を少しでも高めるために重要なポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 保証書付きで売る
家電製品を転売する際は、保証書の有無が重要なポイントになります。保証書があることで商品の信頼性が高まり、購入者に安心感を与えられます。
また、保証書付きの商品はそうでない商品と比べて、高値で売れる可能性が高くなります。仕入れの段階で、保証書の有無を必ず確認し、ある場合は商品と一緒に大切に保管しておきましょう。
2. 商品説明文を詳しく記載する
商品の特徴や強みを詳しく説明することで、購入者の興味を引き、購入意欲を高められます。商品の機能や性能、デザインなどの特徴を、具体的かつわかりやすく記載しましょう。
また、写真をなるべく多く掲載することで、商品の状態を分かりやすく伝えられます。複数の角度から撮影した写真を用意し、購入者が商品をイメージしやすいように意識してみてください。
3. 傷や汚れがある場合は正直に説明する
中古の家電製品を販売する際は、商品の状態を正確に伝えることが大切です。仕入れた商品を詳しくチェックし、傷や汚れ、動作不良などがないか確認しましょう。
もし傷や汚れがあるにもかかわらず隠して販売してしまうと、クレームにつながりかねません。販売価格が少し安くなったとしても、商品説明文で正直に説明することで、出品者としての信頼度を高められます。
家電を転売する際の2つの注意点

家電を転売する際は、以下2つの注意点を把握しておきましょう。
- 家電リサイクル法の対象品はなるべく避ける
- 初期不良時の返品や返金対応について理解する
理解しておかないと、追加で費用が発生したり余計な手間が生じたりします。それぞれ見ていきましょう。
1. 家電リサイクル法の対象品はなるべく避ける
家電を転売する際には、家電リサイクル法の対象である「家電4品目」の扱いは慎重に検討する必要があります。家電リサイクル法の対象である品目は、以下のとおりです。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
上記に該当する家電は処分時にリサイクル料金や運搬料金が発生し、転売によって小売業者とみなされることもあります。
その場合、顧客の買い替えに伴う引き取り義務や複雑な手続きが発生し、場合によっては法的リスクにも発展しかねません。こうした背景から、個人が副業や小規模ビジネスで扱う商品としては負担が大きく、避けたほうが安全と言えます。
2. 初期不良時の返品や返金対応について理解する
転売で最もトラブルになりやすいのは、初期不良に関する対応です。販売店やメーカーごとに規定は異なり、到着から数日以内であれば交換可能な場合もあれば、返金のみの対応に限られるケースもあります。
また、一部の小売店では転売目的で購入した商品について、保証を適用しない規約を設けていることも覚えておきましょう。店舗側はレシートの有無はもちろん、購入者の名義を確認することで、転売品か否かを判断します。
仕入れ元の保証条件を把握し、自身の販売ルールとして明確に示さなければ、返品要求やクレーム対応で大きな損失を招く可能性があります。転売を行うなら、保証面のリスク管理を徹底しましょう。

保証を受けられない商品を取り扱う際は、後々のクレームを防ぐために、正直にその旨を商品説明欄に明記しておきましょう!
家電を転売する際によくある3つの質問

家電を転売する際によくある質問として、以下の3つを紹介します。
- 家電せどりは儲からないって本当?
- 家電転売はメルカリがおすすめ?
- 家電せどりを禁止している店もあるって本当?
多くの人が悩みやすい部分なので、ぜひ参考にしてみてください。
Q. 家電せどりは儲からないって本当?
家電せどりはライバルが多く競争が激しいため、安定して稼ぐのは簡単ではありません。
新品家電は利益率が低く、そこに販売手数料や送料が加わることで、手元に残る金額はさらに少なくなります。また「儲からない」と言われる大きな理由として、価格競争の激しさや売れ筋商品のリサーチ難易度も挙げられます。
成功するためには、相場を見極める市場分析力と、安定した仕入れを可能にする資金力が不可欠と言えるでしょう。
とはいえ「儲からない」と言われるのは家電転売に限った話ではありません。「物販ビジネスが儲からないと言われる理由5選!稼ぐために必要なポイントを紹介」の記事では、家電に限らず転売で稼ぐためのポイントを解説しているため、ぜひチェックしてみてください。

Q. 家電転売はメルカリがおすすめ?
メルカリは幅広いユーザー層を抱えており、家電の需要も高いため、転売の販路として相性の良いプラットフォームです。家電量販店からの仕入れもしやすく、比較的始めやすい点も強みと言えます。
しかし、仕入れる前に、必ずメルカリ内で売れ行きを確認することが重要です。需要のない商品を仕入れてしまうと、長期間売れ残り在庫リスクを抱えることになりかねません。
メルカリは有効な選択肢ではあるものの、リサーチを怠らず戦略的に活用しましょう。
Q. 家電せどりを禁止している店もあるって本当?
実際に、一部の店舗では転売目的での大量購入や、バーコードリーダーを使ったリサーチ行為を禁止している場合があります。とはいえ、すべての店舗で一律に規制されているわけではなく、各店舗によって対応は異なります。
禁止に至る背景には、一般客が買えなくなることや店内での迷惑行為があるとされ、注意書きを掲示している店舗も少なくありません。家電せどりを行う際には、店舗ルールを守りながら誠実に行動することが大切です。
家電転売で成功するなら仕入れ商品と時期が大切

家電転売は利益率が高く、副業として人気のビジネスですが、仕入れ先の選定やポイントを理解していないと大きな損失を被るリスクがあります。最悪の場合、仕入れ価格を押さえられず利益が出ないケースもあるため、仕入れ先を選定したうえで仕入れることが大切です。
正しい手順を踏んで、家電転売で成功できるように準備を整えましょう。
転売は家電以外にも、さまざまな商品ジャンルで利益を上げられます。転売におすすめの商品を知りたい方は、3,000名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、LINEにて無料で情報を提供しています!


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