eBayアカウントの売買は禁止されている？取引サイトや購入時の注意点を紹介

「eBayで海外輸出を始めたいけど、アカウントの評価を貯めるのが大変そう…」
「実績のあるアカウントを購入して、すぐに始められないかな？」
「アカウントの売買は禁止されていないの？」

eBayアカウントの売買は、ビジネスを素早く軌道に乗せるための有効な選択肢です。自分でゼロから立ち上げるよりも、既存アカウントを購入・運用することで、はじめから有利な状態で取引できることもあります。

しかし、安易な売買は思わぬトラブルを招きかねないため、慎重に行うことが大切です。

本記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE^®代表のかずが以下のテーマについて解説します。

eBayでの海外輸出ビジネスに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

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eBayアカウントの売買は公式から許可を得れば可能

eBayアカウントを売買する際は、公式サポートからの事前承認が必須です。

原則として、eBayはアカウントの売買や譲渡を禁止しています。しかし、公式サポートへ事前に問い合わせて承認を得られれば、アカウントの譲渡が認められるケースはあります。

ただし、個人間で直接取引することは避けましょう。過去の取引履歴や評価に問題があった場合、アカウントの購入者が不利益を被る恐れがあるからです。

eBay公式から許可をとっていなければ、アカウント停止につながることもあるかもしれません。

そのため、アカウントの売買は信頼できる取引サイトを通じて、適切なルートで進めるようにしましょう。

eBayアカウントを売買するメリット

eBayアカウントを自分でゼロから立ち上げたほうが安全に取引を進められます。そのような中でも、eBayアカウントを売買することで得られるメリットには、以下の2つがあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 評価を貯める手間を省ける

eBayで高評価を数多く獲得しているアカウントを購入すれば、すぐに本格的な販売活動を開始できます。

一般的に、新規アカウントを作成してすぐに商品を販売しても、売れ行きが伸びにくい傾向にあります。評価がまったく積み上がっていないアカウントは信頼性が低いため、買い手がつきにくいからです。

そのため、バイヤーとして商品を購入し、評価を積み上げる必要があります。

しかし、すでに評価が積み上がっているアカウントを購入すれば即座に商品を販売できる状態にあるため、ビジネス展開のスピードが速くなります。ただし、購入後も継続的な良い評価の維持が必要であることは、押さえておきましょう。

なお、新規アカウントの評価稼ぎについては「【即実践】eBayセラー向け評価稼ぎマニュアル！おすすめ商品や対策の必要性を紹介」の記事をご覧ください。

2. リミット制限がない状態のアカウントが手に入る

実績のあるアカウントを購入すれば、新規アカウントにかかるさまざまな制限を回避できる点も大きなメリットです。eBayでは、新規アカウントに以下の制限がかけられています。

アカウント作成直後は、月間3品・合計200ドルまでの出品制限がかけられています。

その点、すでに商品を販売した実績のあるアカウントを買い取れば、出品制限が緩和された状態で出品が可能です。より多くの商品を出品できるようになるため、売上を立てやすくなります。

制限がある程度解除されているアカウントを購入することは、eBay輸出ビジネスの展開を加速させる有効な手段です。

アカウントの制限を解除する条件については「eBayのリミットアップとは？申請方法や条件・メールを送る際の例文も紹介！」の記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

2024年10月28日 eBayのリミットアップとは？申請方法や条件・メールを送る際の例文も紹介！

eBayアカウントを売買できるサイト

eBayのアカウントを購入する際は、個人でやり取りするのではなく、仲介サイトを利用するのがおすすめです。ここでは、主要なサイトを6つ紹介します。

各サイトの特徴を詳しく見ていきましょう。

1. M&Aクラブ

M&Aクラブは、アカウント売買に特化したプラットフォームで、掲載数・取引数No.1を誇るサイトです。

取引手数料は成約時の10%のみで、着手金や固定手数料は不要です。また、取引の安全性を確保するため、代金は一時的にM&Aクラブが預かる仕組みを採用しています。

購入者は、販売リミットやポジティブ評価・販売実績などの条件で希望するアカウントを検索できます。

eBayアカウントは数十万円から取引できるため、まとまった資金がある人はゼロからアカウントを育成する手間を省けるでしょう。

2. サイト買取Z

サイト買取Zは、累計成約額20億円を超える取引プラットフォームです。第三者が代金を預かり、取引完了後に売り手に支払う仕組みであるエスクローサービスで取引できるため、代金の安全な受け渡しを保証しています。

各アカウントの詳細情報は、月間売上や営業利益まで明確に確認できます。

また、24時間以内（土日・祝日除く）の無料査定サービスを提供している点も特徴です。

サイト買取Zは、安全性と専門性を兼ね備えたプラットフォームといえます。

3. TRANBI

TRANBIは、19万人以上の会員を抱える主要なサイト売買プラットフォームです。Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2022で総合第1位を獲得した実績があります。

アカウントの情報は詳細に公開されており、売上高や閲覧数・取扱商品のジャンルなどの情報を確認できます。

TRANBIは、透明性の高い取引システムを提供する信頼できるプラットフォームです。

4. ラッコM&A

ラッコM&Aは2020年の設立以来、業界最大手に急成長したプラットフォームで、以下のような実績があります。

また、銀行ATMのように、本人確認とSMS認証で取引の安全性を確保していることが大きな特徴です。サイト売買サービスのUREBAを買収したことで、サービスのさらなる拡大が見込まれているのも特筆すべきポイントです。

5. サイトマ

サイトマは、日本初の完全お任せ型サイト売却サービスを展開しており、8年連続で90%以上という驚異的な成約率を維持しています。

大きな特徴は、専門スタッフが売買交渉から契約書作成・サイト移行までを一貫して支援してくれることです。

また、アカウント購入後も運用のアドバイスを受けられる独自のサービスを提供しています。充実したサポート体制で安心な取引を実現できるプラットフォームと言えるでしょう。

6. サイトストック

サイトストックは、登録会員数1万人以上・売却案件数4,500件を誇るサイト売買プラットフォームで、eBayアカウントの取引実績も豊富です。

購入者は直接取引と仲介取引の2つの方式から選択でき、成約手数料は取引額の3～10%程度です。

取引の透明性が高くアカウントの月間売上や営業利益・出品数・評価などの詳細情報を事前に確認できるため、購入後のリスクを最小限に抑えられるでしょう。

eBayアカウントを売買する方法

eBayアカウントの売買を安全に行うためには、適切な手順を踏む必要があります。具体的な手順は、以下3ステップです。

スムーズに進めるために、ぜひ参考にしてみてください。

1. 売買サイトに会員登録する

eBayアカウントを購入するには、まず信頼できる専門プラットフォームへ登録します。M&Aクラブやサイト買取Z・TRANBIといった主要な売買サイトのなかから、購入したいアカウントが販売されているプラットフォームを選びましょう。

会員登録の方法は各サイトによって異なるものの、基本的にはメールアドレスや氏名・生年月日などの個人情報を登録することを求められます。

複数のサイトに登録して、売りに出されているアカウントを比較するのもおすすめです。なお、会員登録が不要のサイトもあるため、その場合は購入するアカウントを選ぶ作業から着手しましょう。

2. 購入するアカウントを選ぶ

アカウントを選ぶ際は、慎重な分析が必要です。まず、将来の収益性を判断する最も重要な指標となる月間売上高と利益率の実績を確認しましょう。

次に、アカウントの評価数と評価内容を精査します。高評価が多いアカウントほど、購入後も安定した売上が期待できるでしょう。

また、出品数と販売金額の上限も重要な判断材料です。制限が緩いアカウントほど、比較的自由に動きやすくなるでしょう。

たとえば、サイト買取Zの場合、アカウントの詳細が「アピール内容」の欄に詳しく書かれています。

公開されている情報を精査しつつ、条件に合ったアカウントを品定めしましょう。

3. 問い合わせて購入する

希望のアカウントが見つかったら、マッチングサイトに問い合わせます。ここでは、サイト買取Zの場合を紹介します。

まず、案件ページ下部の「お問い合わせはこちら」をクリックしましょう。

申込フォーム画面に切り替わるので、必要事項を入力して問い合わせ内容を送信します。

サイト買取Z以外のサービスの場合、若干の違いはあるものの、ほぼ同様の流れで申し込めるケースがほとんどです。

購入したeBayアカウントの名義を変更する方法

アカウントの名義変更は、設定画面から変更できます。

PCやスマートフォンでeBayにログインしたら、アカウント設定の「個人情報」セクションを開きましょう。

次にユーザー名（User ID）や連絡先情報を編集します。

ユーザー名（User ID）は「マイeBay」から変更可能ですが、30日に1回しか変更できない制限がある点だけ注意しましょう。

eBayアカウントを売買する際の注意点

eBayアカウントの売買には、いくつかの重要な注意点があります。ここでは、アカウントを購入する際に注意すべき3つのポイントについて、詳しく解説します。

アカウントの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 購入前にアカウントの状態を確認する

取引サイトでアカウントを購入する前に、状態を確認することは非常に大切です。

アカウントの状態は、売上に直接影響を与えます。たとえば、セラーレベルが低いアカウントは、検索結果の上位に表示されにくいと言われています。上位に表示されないと商品の露出が減り、売上の低下につながりかねません。

アカウントの状態を確認するにあたり、見るべきポイントは以下のとおりです。

情報が公開されていない場合は、問い合わせフォームで質問する方法もあります。アカウントの状態は、購入を判断する際に必ず確認しましょう。

2. 相場を確認する

アカウントを購入する際は、相場の確認も忘れないでください。評価や実績に見合った価格のアカウントを選ぶことが大切です。

アカウントの価値は、月間売上高や営業利益・取引実績などで大きく変動します。複数の案件を比較検討し、適正価格を見極めましょう。

3. 規約違反のリスクは避けられない

eBayのポリシーでは、アカウントの売買自体が規約違反とされています。

購入者と販売者を保護し、安全な市場を維持するため、eBay アカウントを販売したり、その所有権を変更したりすることはできません。

引用：eBay｜eBayアカウントの販売

そのため、公式からの承認を得ることなくアカウントを譲渡したことが発覚した場合、即座に処分を科される恐れがあります。最悪の場合、譲り受けた直後にアカウント停止となることもあるでしょう。

つまり、eBayアカウントの売買はリスクを伴う取引であることは押さえておきましょう。

eBayアカウントを売買するなら慎重に進めよう

eBayアカウントを購入することで、評価を獲得するために商品を購入したり、出品制限を解除したりする手間が省けます。

そのため、eBay輸出を始める際は購入したアカウントを利用したほうが、スタートダッシュはスムーズになることが期待できます。

ただし、アカウントの売買はeBay公式が認めている取引ではありません。公式から承認を得ずにアカウントを購入すると、処分されるリスクからは逃れられないでしょう。

より安全にeBayビジネスを進めたい人は、自分で新規アカウントを作成してゼロから評価を積み上げる方法がおすすめです。手間はかかるものの、アカウントを育てていくなかでeBay輸出において大切なことを学べます。

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